紅白に初エアバンド、ゴールデンボンバー！
通称「金爆」で人気急上昇中の４人組ビジュアル系エアバンド、ゴールデンボンバーが大みそかのＮＨＫ紅白歌合戦に初出場する方向で話が進められていることが２２日、分かった。ボーカル以外はすべて“エア”で演奏する異例のバンドで、実現すれば、紅白史上初のエアバンド出場となる。紅組で出場濃厚のきゃりーぱみゅぱみゅ（１９）や、ももいろクローバーＺに対抗して、１０〜２０代視聴者を振り向かせる白組の切り札になる！！
圧倒的なパフォーマンスで一躍、人気者となり、全国区となったゴールデンボンバーが、大みそかのお茶の間を盛り上げる。紅白歌合戦の初出場が内定した。
０９年発売の「女々しくて」の替え歌が、昨年３月に炭酸飲料「メガシャキ」のＣＭ曲「眠たくて」に抜てき。インパクトのある歌詞と印象に残るメロディーで、じわりじわりと知名度が浸透していった。
注目すべきは、そのパフォーマンス。見た目は普通のビジュアル系バンドだが、実はボーカルの鬼龍院翔（２８）が歌っている以外、演奏はすべてがエア…つまり演奏しているふりをしているエアバンドなのだ。
演奏が“カラオケ”のため、楽曲の途中でそれぞれが楽器を投げ出し、４人そろって踊ったり自由奔放に暴れ回るライブスタイルが大ウケし、１０〜２０代の心をつかんだ。そもそもボーカル以外の３人は「楽器を弾けない。興味もございません」と豪語している。
それでも、奇想天外なステージで人気は上昇一途。今年１月に、エアバンドとしては初の単独日本武道館公演を成功させた。さらに、今年は１０校以上の学園祭に呼ばれ、学生とともに異様な盛り上がりをみせた。紅組で初出場濃厚のももクロやきゃりーぱみゅぱみゅに対抗する白組の“新興勢力”となりそうだ。
ただ、ボーカルの鬼龍院が２１日付ブログでのどの不調を訴え、１２月１３日から５都市７公演で予定されていたソロツアー「ひとりよがり３」の全公演の延期を発表した。
注目の紅白出場歌手は、週明けにも発表される予定。鬼龍院がのどの問題さえクリアできれば、大みそかに金爆が大暴れする姿をＮＨＫホールで見せてくれそうだ。
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